やれやれ

　
　先日、天井のよしずを８年ぶりに取り替えた。
　朝から作業を始め、昼には終わらせ、横田酒場の連中の待つ川原にぶっ飛ばしてゆく。
　まだ準備をしている最中の人たちを完全に無視し、僕は一直線に川に向かい、首まで水中につかる。
　気の効くヨコちんからビールをもらい、流されながら川の中で飲む。
　皆集まり、火もおき、ホタテも焼き、僕は高い深いところに飛び込みに行く。
　たかしはバクチュウを決め、なおみは何の準備もせずいきなり飛び込み、僕は頭から落ちる。
　だんだん暗くなり、炎が輝き、僕は落ち着く。

　いきなり店を閉め、わざわざ来てくれた人、ごめんなさい。
　僕たちにもたまには息抜きが必要なのです。

　アー、タノシカッタ、マタヤロウ。
　

裸祭り

　斉藤兄弟がスーツでやってきた。
　いとこの結婚式に行ってきたらしい。
　幸せな二人の姿を見たちび二人も、いっちょまえにしあわせになったらしく、おもむろに着ているものを脱ぎ始めた。
　このとき女子は2人しかおらず、あとは全員上半身裸になった。
　裸祭りの開催だ。
　店は一気に湿度が上がり、いやな熱気に包まれる。
　まこは誰も聞かない漫談を始め、僕は笑いが止まらない。
　盛り上がったまま4時を過ぎ、みんな牛丼を食いに行ってしまう。
　とんでもない時間に急に始まる裸祭り、石川屋名物、近所迷惑。
　次はいつになるんだろうな。
　

気絶

　

　一週間の垢を取るためにつりに行って来た。
　雨の中をバイクでぶっ飛ばし、がけをよじ登り、たまに落ち、強い流れの中を歩き回り釣りをし、へとへとになって家に帰り、熱い風呂に入り、焼酎を飲んでいたら気絶した。
　気が付いたら次の日の朝で12時間なくしてしまった。
　もったいないことをしてしまった。
　まぁいいや。

深夜の大爆発

　いつもの夜中組が久しぶりに集結した。
　店中に怒号が飛び交い、僕は笑って仕事が出来なくなる。
　中でもこず、みぃの声が一際際立っている。
　その中に混ざった新人のまっちぃ、なぜか精彩を欠き、ふさぎこんでいる。
　サンゴットおおかわは、あきれ笑いだ。
　店を閉め、そのままレノンに流れ込み、ひんしゅくをかいながら家に帰る。
　あぁ、おもしろかった。

ゆれる

地震だ。
九州出身の僕は少しあせる。
結構長い時間横に揺れつづけ、僕はガスの元栓を閉め、ドアを開放する。
地震は好かん。

店にお客さんは居ず、僕とホリちゃんはなわとび対決をする。
１００キロの体重を持ち上げ、堀ちゃんは二重跳びを続ける。
身軽なデブ。

僕のふくらはぎは筋肉痛。
きたえるぞー。