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冬だ、忘年会だ、鍋なのだ。
仕事を終え、ネコの家に駆けつける。いつもの顔ぶれが、鍋の周りでべろべろに酔っ払っている。鍋の中では、海鮮、たっぷりの野菜がぐつぐつと煮えており、なかなかの景色だ。リズモの差し入れた黒糖焼酎を流し込み、鍋をつつく。なんの身にもならンバカ話にげらげら笑いながら酔っ払っていく。鍋の中にはうどん、焼きそばの麺、飯が次々に投入され、箸をとめられなくなる。みんなの楽しそうな顔を見ていると、どんどん今年を忘れていく。これぞ忘年会だ。
このところ、忘年会の帰りにのみに来るお客さんが増えている。上司や部下に囲まれ、名ばかりの無礼講に疲れ、たまにもめごと等を起こし次の朝には二日酔いと後悔だけが残る。そんな忘年会がいやで、途中で抜け出し、石川屋に来る人たちだ。そんな人を見ると、僕はうれしくなる。
いい忘年会をしようではないか。
日ごろお世話になっているお店に挨拶まわりをしてきた。
まずは、ギターを預けっぱなしにしていたタルタルにいく。たまたま居合わせたベーシストとビールでお疲れ様をし、その後、マイヤーズラムをじっくり飲む。ここはいつ来てもゆっくりとすごす事が出来る。先日のライブの反省などをしつつ、どんどん時間が過ぎていく。今夜は数件の店を回るつもりでいるのだが、段々どうでも良くなってきた、ところで、おくみから電話があり、拝島”戸六”に向かう。
ここは身長2メートルの大男がやっている焼き鳥屋で、店員は伝説のバーテンだ、しかも、料理は絶品。尻から根が生えてくる。おくみ、endooと、いつものバカ話に花が咲き、げらげら笑っていると、もう1時を回ってしまった。2時閉店の店にはもういけない。酔っぱらって記憶がなくなることは無いのだが、時間はすぐなくなる。いったいその時間はどこに行ってしまうのだろう。師匠、てつさんにお礼をいいながら、走って福生に戻る。
次は、レノンだ。レノンパーティーでは、いつもキチガイどもを相手にきりもりしているはるかちゃんに感謝しなけりゃならん。とりあえずジャックダニエルを頼み、先日のライブのビデをなどを見つつ、酔いを深める。ライブの余韻がぶり返してき、酒が体を温める。どんどん時間が消えていく。このまま飲み続けていると、体まで消えてなくなりそうになり、時速100キロで家に帰る。
まだまだ行きたい店はあったのだが、今日は終わりだ。
なくなった時間は戻ってくるのだろうか、それが心配だ。
久々にエレキギターを弾きまくった。
レノンパーティーに出場したのだ。
6年ぶりに楽器を引っ張り出し、空いた時間のほとんどを費やしエレキギターと取っ組み合った。
何人か集まり、みんなで出来ることをひねくりだし、何事かをデッチアゲル。とても面倒な作業で、またやるとは、正直思っていなかった。しかし、全くもって最高に楽しかった。演奏が終わったことが信じられなかった。死ぬまでやり続けたかった。
フミちゃん、マコ、おくみ、よく頑張った、100点満点だ。
しかし僕は疲れた、冬眠に入る。
石川屋は、焼酎バーだ。
芋焼酎をメインに、めったにお目にかかれない焼酎を数多く取り揃え、焼酎好きに驚きを与えている。
あるお客さんによれば、ここまでの品揃えは、東京都内にもあまり無いらしく、バス、電車でわざわざ遠くから焼酎を飲みに来られるらしい。
しかし、あて(おつまみ)もかなりいいのだ。
先日来てくれたお客さんは、夫婦、二人とも全くお酒を飲まないらしく、晩飯を食いに来たのだ。「焼酎を飲まなくてごめんなさい」と、帰っていったのだがばくはとてもうれしかった。やはり数ある焼酎をあれこれと飲んでもらうのは醍醐味なのだが、料理を純粋に味わってくれるのも同じくらいうれしいのだ。
今日は、やけに飲食店仲間の来店が多かった。
たるたるジャパン社長、タルタル、リズモホリック、クウォーターカラット、オオシバ、嵐、みんな仕事明けに来てくれた。
それぞれが毎日仕事を頑張り、つまりはライバルなわけだががつがつしたところは全く無く、いい表情で深夜の酒を楽しんでいる。福生ならではの仲間意識なのだ。
いい仲間が集まり、いい酒を飲み、一日を締めくくる場所。僕たちが、それを提供している。彼らみんなの記憶にに深くかかわっている。
なんともおもしろいことだ。