おおかわの子犬のようないびきで3時半にテントを出る。
コーヒーを沸かし、ジャックを多めにたらし朝日を待つ。
いよいよその時が来た。
昨日から今日、夜から朝、闇から光。
僕は深いため息をつき、空を見続ける。
明るくなり、少し集中した釣りをし、キノコをとり、今日を楽しむ。
暗くなり焚き火の周りに座り込み酒をのむ。
おおかわは料理に腕をふるい、お母さんのように気をつかう。
いいやつだ。
空は満天の星空で真ん中を天の川が横切る。
僕は少しだけ泣く。
桜鱒はまだ釣れないが最高の1日だった。
明日は何が待っているのだろう。
楽しみだ。
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